原因の把握が大切な辞める決断

看護師は色々な理由で職場を辞めたいと考えるときがある。ほとんどの看護師は一度は辞めようと考えているものの、踏みとどまって働き続けている人も多い。

決断する前にやっておくと良いのが原因の追求である。辞めたいと考えるようになったのには必ず理由があるだろう。もともとその現場で働きたいと考えて就職したはずであり、特に理由がないのであれば辞めることはない。原因を考えてみると辞める必要はないという結論に達することはよくある。それが辞めたいと考えても踏みとどまっている看護師が多い理由と言えるだろう。

人間関係で困って仕事を辞めるというのはよくあるパターンだが、その原因は他人にはなく、自分が問題だったということに気づく場合もある。自分が少し姿勢を正すだけで円満な人間関係が取り戻せるというのなら、転職をするよりも手っ取り早いのは明白だろう。仕事がつまらないと感じていたのも、自分が前向きに患者に対してより良い医療を施していこうという気持ちを見失っていたのが原因ということもあり得る。

自分に非がある場合にはまずは改善してしまうのが良い判断になる。しかし、明らかに他に非がある場合には改善を見込むのはそれほど容易ではない。職場の記憶が薄れてしまってから原因を考えて同じ失敗を繰り返さないようにしなければならない。そのためにも自分が今の仕事をやめたい原因を追求してから転職すると次の職場に何を求めれば良いかが明確になるため、失敗のない転職を実現することができる。