米ビンテージ・ソリューションズは4月23日,Webページに掲載した文章や画像を不正利用から保護するツール「ANTIDOTE for PC HTML Protector」を発売した。ページの印刷やデータのコピーなどの操作を禁止するJavaScriptを,HTMLファイルに埋め込むツールである。スクリプト埋め込み済みのHTMLファイルをWebサーバーに公開すればよく,Webサーバーの種類に依存しない。

 ANTIDOTE for PC HTML Protectorで埋め込むJavaScriptは,ページのソース・コードを暗号化して,表示させても分からないようにしてしまう。さらに,ページを印刷しても空白しか出ないようにしたり,ページ上のテキストをマウスで選択できないようにしたりできる。このツールで保護したページは,Windows95以降のOS,JavaScript機能をオンにしたInternet Explorer5.5以上またはNetscape6.2以上のブラウザをインストールしたPCで閲覧可能。JavaScript機能を使用しない設定では,ランダムな文字列が表示される。同製品は,コードロジカルから3400円で購入できる。(Y.Y.)